データ可視化でトップ10位の地図/マップ!
データを可視化する際、タイプの地図/マップを作成することが多いです。
統計によると、80%以上のデータは何らかの位置情報を有しているそうです。地図/マップはデータをわかりやすく伝えるだけではなく、さらに重要なのは、地図/マップは一般の可視化グラフよりデータを美しく表示します。どんなに退屈なコンテンツであっても、地図上に表現すれば注目を集められます。
地図は、地理的に関連するデータを分析することができます。この形のデータ表現は、より明確で直感的です。各地域のデータの分布または割合を視覚的に見ることができ、深層から有益な情報を掘り起こし、正しい判断につながります。
地図/マップには、行政マップ、ヒートマップ、統計マップ、軌跡マップ、バブルマップなど、多くの種類があります。あるいは、2Dマップ、3Dマップまたは静的マップ、動的マップ、インタラクティブマップに分けられます。そして、ポイント、ライン、バブルなどを組み合わせて使用することもできます。この記事は、
に続き、データ可視化でトップ10位の地図/マップを紹介します。
(注:記事内のすべての地図/マップはFineReportで作成されます。)
- 1. ポイントマップ
- 2. 流線図
- 3. 地域マップ:
- 4. フローマップ
- 5. ヒートマップ
- 6. ヒート-ポイントマップ
- 7. 時空間分布図
- 8. データ空間分布図
- 9. 縦棒-ポイントマップ
- 10.カスタムマップ
1. ポイントマップ
ポイントマップは、特に広範に分布しているデータを表示する場合に使われます。たとえば、一部の企業はビジネスを広範囲で展開しています。特定の地域の支社に関するデータを表示したい場合、一般的なマップは精度が低いので、ポイントマップを使用すると位置を正確かつ迅速に見つけることができます。
応用シーン:
ポイントに基づいたイベントの分布、特に上の図に示すように、広範囲内の事件を追跡できます。画像、テキスト、またはダイナミック効果によって事件をマークします。
2. 流線図
流線図は描くのが比較的に難しいため、頻繁に使用することはできません。しかし、流線図は空間だけでなく、時間も含まれているので、特定な場合の分析にはとても役に立ちます。
応用シーン:
物資や人員の輸送、自動車交通などの経路、方向、量などを示す場合に流線図を使います。例えば、上図のニューヨーク市のタクシールート。
3. 地域マップ:
地域マップは塗りつぶしマップとも呼ばれます。国、県、市、区、さらにカスタマイズされたエリア別に表示できます。マップ上の色の濃淡または色の種類から数字の大小を知ることができます。
応用シーン:
異なる地域でのある特徴の分布を表します。県から市へのドリルダウンを実現でき、またはある特徴の程度を色、ラベルなどによって区別できます。 たとえば、上図に示す売上高は省から市へと掘り下げられており、売上高が大きいほど色が濃くなります。
4. フローマップ
フローマップは、出発地と目的地の間の移動状況を視覚化するためによく使用されます。出発地と目的地は、ポイントまたはエリアにしてもいいです。地域間の特定対象の移動や接続の頻繁さは、通常線で表されます。線の幅または色は、その移動量を示します。
応用シーン:
地域間の貿易量、交通の流れ、人口の移動、買い物の消費行動、通信情報の流れ、航空ルートなど。
5. ヒートマップ
ヒートマップは、地理的範囲内のデータの強弱を色の濃淡で視覚化します。そのほか、Webアクセス解析の手法として、サイトの各ページでユーザーがどのような行動をするのかをわかりやすく色で表現でします。
6. ヒート-ポイントマップ
ヒートポイントマップは、ヒートマップとポイントマップを組み合わせるものです。ヒートマップと比較して、認識の精度は高くなります。また、ポイントマップと比較して、データの強弱を直感的に感じられます。
応用シーン:
地理的範囲内の比較的に複雑なポイントのある特徴を表します。たとえば、上記のバス停利用状況のマップでは、人が多いほどポイントが大きくなり、色が濃くなります。また、最大人数と最小人数をマークすることもできます。
7. 時空間分布図
このようなマップは、時間情報と空間情報を含め、特定対象の移動と分布を視覚化します。 各ポイントの時間と空間における分布を記録します。
応用シーン:
映画でよく見られる犯罪者追跡用の地図など。
8. データ空間分布図
具体的な例でこのマップを説明します。下図は、鉄道利用客の移動を可視化する空間分布図です。異なる色で線路を表し、線の太さによって移動量(ヒートマップに似ている)を示しします。
応用シーン:
このような効果により、一定時間内の鉄道利用客数の分布状況を把握し、人手配置を最適化できます。
9. 縦棒-ポイントマップ
より高度のポイントマップです。ポイントの値をほかの形で表示できます。下図の縦棒-ポンプアップマップはその一種です。
応用シーン:
ポイントマップのすべての応用シーンにもこの種類を使えます。不動産プロジェクトなど、実物の地理的分布に重点を置いています。
10.カスタムマップ
カスタムマップは、好きなようにマップを描画してデータを表現するものです。どのようなシーンにも対応できますが、データ分析と視覚設計の基礎が必要です。FineReportで作ったカスタムマップを2つ挙げられます。
最後に、マップ作成ツールの選択を強調したいと思います。 Excel、D3、PSなどでもマップを作れますが、利用する前にデータ可視化の目的を考える必要があります。
処理されたデータのみを表示する場合は、Excelを選択できます。様々な種類のデータがありますが、データモデリング、プログラミング、データクリーニングなど専門知識を持っていない場合、FineReportのような使いやすいデータ可視化ツールのほうがよいと考えられます。
本記事に出たマップは少し複雑に見えるかもしれませんが、実際にFineReportの組み込みマップを使用しました。簡単なドラッグアンドドロップ操作で、データを地図に表示できます。
つまり、上記のすべてのツールはマップ機能が搭載したにもかかわらず、違いがあります。 必要に応じて、データ視覚化ツールを選択する必要があります。
(本記事はFineReportブログに掲載しました。http://www.finereport.com/jp/analysis/datamap/)
データ可視化に知っておくべき7種類のグラフの作り方
データ可視化により、データが直感的になり、データの裏にある秘密を簡単に見つけることができます。可視化効果を効率的に実現する際、様々な種類のグラフ・チャートがあります。
複雑なデータ分析をする以上、複雑なグラフ・チャートで表現しなければ技術性が見えないと思う方が多いかもしれませんが、実際に、シンプルなグラフを適切に使えば、思いがけない効果を得ることができます。
この記事は7種類の可視化グラフの正しい作り方を解説します。
データを表示するグラフ・チャートを選択する前に、データを知っておくことが重要であり、特にデータ間の関係を分析する必要があります。よく見られるデータ間の関係は下記の通り:
データの関係性についての詳しい説明はデータ可視化:1つの図でわかるグラフ/チャートの選び方。
データ間の関係を明確化してから、最適なグラフのタイプを選択し、印象的なデザインを作りましょう。
一.棒グラフ
棒グラフはデータの時系列的な変化、さまざまなデータの比較、および部分と全体の関係を表します。四つのタイプがあります。
1.縦棒グラフ:
時系列データを表示します。
2.積み上げ棒グラフ:
部分と全体の関係を比較するときに使用でき、離散データと連続データに適用します。
3.横棒グラフ:
データのカテゴリが多く、軸ラベルが長い場合に使用できます。
4.100% 積み上げ棒グラフ:
各グループの合計値が重要ではなく、部分と全体の関係にのみ注意を払うときに使用します。
棒グラフの作り方:
1.水平方向の軸ラベル:
軸ラベルが読みやすくなるように、垂直方向に並べないでください。
2.適切な列間隔:
列間隔は列幅の1/2にするべきです。
3.横軸の値は0から始まる:
座標の原点が0を超えると、全体の値を正確に表すことができません。
4.配色の統一性を持たせる:
同じ色を使うのが一番いいです。データを強調したい場合、目立つ色を使ってもいいです。
5.カテゴリを適切に配置する:
単語の頭文字で並べ替えます。
二.円グラフ
円グラフは、離散データと連続データに適し、簡単に部分と全体の関係を表現することができます。データの量が少ない場合は、この方法が最も魅力的でわかりやすい方法です。二つのタイプがあります。
1.一般の円グラフ:
データの内訳、全体の割合や構成比を表します。
2.ドーナッツグラフ:
真ん中に最も重要な要素を置くことができます。
円グラフの作り方:
1.扇形のスライスを正しく配置する:
2つのデザインパータンがあります。
パータン一:最も大きいスライスを時計回りに12時の位置に配置します。 次に、2番目に大きいものを反時計回りに12時の位置に置きます。上の図に示すように、残りのスライスを反時計回りに配置します。
パータン二:最も大きいスライスを12時に置きます。上の図に示すように残りのスライスを時計回りに配置します。
2.5つ以下のカテゴリー:
データの割合が小さすぎると、グラフ上の地域を区別するのが難しくなります。カテゴリが多すぎる場合は、重要度の低いカテゴリを【その他】カテゴリに入れます。
3.比較関係を示す時に複数の円グラフを使用しない:
データを比較するには、円グラフではなく100% 積み上げ棒グラフを使用してください。
4.パーセンテージの合計が100%になるようにします。
三.折れ線グラフ
折れ線グラフは、時系列データ間の関係と連続データを表示します。トレンド、累積、減少と変化の表示に使われます。
折れ線グラフの作り方
1.4つ以下のデータ系列:
系列が四つを超えると、もう一つの折れ線グラフを作ります。
2.実線のみを使用する:
点線は注意を分散します。
3.横軸の値は0から始まる:
小さな範囲におけるデータの変化を表す場合は、目盛間隔を縮小します。
4.折れ線の最後に系列名のラベルを直接表示する:
短時間で折れ線の意味を閲覧者に伝えることができます。
5.折れ線の高さは、縦軸の最大値と同じぐらいにする:
折れ線グラフの最大の高さは、縦軸の最大値の2/3になります。
四.面積グラフ
面積グラフは時系列データ間の関係を示すことができます。折れ線グラフと異なるのは、面グラフは数量を明確に示すことができます。二つのタイプがあります。
1.積み上げ面積グラフ:
部分と全体の関係を可視化し、部分が全体に対する貢献を表示します。
2.100% 積み上げ面積グラフ:
全体の合計値が重要ではなく、部分が全体に対する割合を示す時に使用されます。
面積グラフの作り方:
1.読みやすくする:
積み上げ面積グラフでは、変化が目立つデータを一番上に、変化が小さいデータを一番下に配置します。
2.横軸は0から始まる:
データの精度を保持できます。
3.離散データを表示しない:
不安定なデータではなく、温度などの安定したデータを表示します。
4.4つ以下のデータ系列:
データ系列が多すぎると、チャートが読みにくくなります。
5.透明色の柔軟な使用:
データが重ならないようにしてください。重なりが避けられない場合、透明色を使用します。
五.散布図
散布図は、2組の変数間の関係を示します。データ量が多い場合は相関関係を示すことができます。
散布図の作り方
1.横軸は0から始まる。
2.複数の変数グループを含む:
サイズと色を使って変数を追加します。
3.トレンドラインを使用する:
トレンドラインはデータのトレンドと関連性を表示できます。
4.2つ以下のトレンドラインを使う。
六.バブルチャート
バブルチャートは散布図を構成するデータに加えて、それに関係するもう一つの量的なデータを加え、円の大きさで表すグラフです。
バブルチャートの作り方:
1.ラベルをはっきりさせる:
バブルとそのラベルを対応させます。
2.適切なバブルのサイズ。
3.ほかの形のバブルを使わない。
七.ヒートマップ
ヒートマップは、2次元データの個々の値を色や濃淡によって表現する可視化グラフです。
ヒートマップの作り方
1.簡潔な地図のアウトラインを使用する:
複雑なアウトラインが閲覧者の注意を分散します。
2.データ範囲を限定する:
データ範囲は3〜5グループにする必要があります。 範囲外のデータは+/-で示されます。
3.パターンをシンプルにする:
あまり多くのパターンを使うと、閲覧者がわからなくなります。
4.適切な色を使う:
色の対比が強すぎると、グラフの見た目が悪くなります。 地域を区別するために同じ色の濃さと明るさを調整する方が良いです。
以上はデータ可視化の代表的な7種類のグラフです。いずれのグラフを使うにしても、データを正しく、効果的に可視化することが重要です。
また、データの量が大きくなったり、データ間の関係が複雑になったりすると、上記の7種類より高度なグラフによってデータを分析する必要があります。
本記事はFineReportブログに掲載しました。(http://www.finereport.com/jp/analysis/datavisualgraph/)
無料帳票ツールの特徴とデメリットまとめ【4選】
企業は帳票ツールを導入する際、まず「自社にはどのような帳票ニーズがあるか」を検討する必要があります。たとえば、帳票が少ない(三、四枚の程度)場合は、フリーかオープンソースの帳票ツールで開発すればよいです。帳票は種類が多くて、様式が複雑である場合、商用のソフトウェアをお勧めします。
さらに、無料/オープンソース帳票ツールでも商用帳票ツールでも、その導入と配置の難易度、保守コスト、性能、学習コスト、および異なる利用シーンへの柔軟性を考えなければいけません。
ここは、おすすめの無料/オープンソース帳票ツールの特徴とデメリットを記載します。
1.JasperReports
JasperReportsはプログラマーに最も人気のオープンソースのJava帳票作成ツールで、ireportと組み合わせてJava環境で帳票の開発によく使用されます。PDF、HTML、XLS、CSVおよびXMLのフォーマットで帳票を出力できます。
特徴:
- iReportのグラフィックな画面で帳票を設計できる
- Javaアプリケーションに組み込んで使うことができる
- ETL、OLAP、およびサーバーコンポーネントは、企業既存のシステムとの統合を容易にする優れた環境を提供する
- Windows、Linux、およびMacで実行できる
デメリット:
- 帳票を生成するためにxmlの編集またはプログラミングが必要であるため、学習に時間がかかる
- 不規則な帳票フォーマットを作る際、ほとんどの機能はコーディングが必要になる
- 一枚の帳票にマルチデータソースを統合できなく、1つのデータソースのみを利用する
- なんでもコーディングで実装するので、帳票の仕様変更などに素早く対応できない
- ドキュメントは英語で書かれて、しかも有料利用となる
2.Seal Report
Netフレームワークを使用して、C#で開発したツールであり、データベースから帳票を生成するための完全なフレームワークを提供します。この製品は簡単なインストールとレポートの設計に専念し、一度インストールすれば帳票を効率的に作成して配布することができます。 .
特徴:
- 動的SQLでクエリを実行できる
- ローカルのピボットテーブルをサポートする
- HTML 5を介した迅速なWeb帳票を生成する
- 階層型ナビゲーションと帳票を設計できる
- 定期的にデータの読み込み、処理、バックアップなどをスケジュールできる
デメリット:
- ドキュメントもチュートリアルとも少なく、学習にJasperReportより時間がかかる
- バージョンアップはほとんどないので、バグがあったら、修正が困難である
3.BIRT
BIRTはJavaやJava EEに基づき、Eclipseで開発したオープンソースのプロジェクトです。
BIRTには主に2つのコンポーネントがあります。ひとつは、BIRT帳票とレポートを作成するためのEclipse IDEに組み込まれたビジュアルなデザイナ。もうひとつは、あらゆるJava環境にデプロイすることができる帳票とレポートを生成するランタイム コンポーネントです。
特徴:
- 帳票デザイナに加えて、帳票エンジン、データエンジン、チャートエンジンなどのコンポーネントも含まている
- 開発者コミュニティは他のオープンソースツールより内容が充実している
- 設計画面がユーザーフレンドリーで、ナビゲーションが使いやすい
デメリット:
- グリッドの設計モードは複雑な日本式帳票に対応できない
- データ入力機能が備わっていないので、実装に時間がかる
- キャッシュ、同時実行制御どビッグデータ処理の機能がない
4.FineReport
オープンソースの帳票ツールではありませんが、個人用の場合無償となります。(最大2ユーザーが利用可能)
Excel+データ列紐付け形式のGUI画面によりノーコーディングで帳票を作成し、複数のデータベースを関連付け、異なる業務システムのデータを一枚の帳票テンプレートに表示します。
特徴:
- Java製のソフトであるため、独立型/組み込み型デプロイにより、さまざまなシステムトとシームレスに連携可能
- フィルタ/パラメーター連動より高度な検索機能を実現してくれる
- 業務帳票、レポートでデータを入力・送信する時には、データを直接データベースに保存する
- 豊富なドキュメントとチュートリアルを無料で用意するので、学習コストが低い
- Web帳票は専用のビューアーが不要なため、様々なデバイスのブラウザーでの閲覧ができます。
デメリット:
まとめ
無料/オープンソースの帳票ツールはそれぞれの利点を持っていますが、共通のデメリットがコーディングが必要になる場面が多々あり保守性が悪くなると、習得が難しいことです。それはやはり開発レベルの高く、帳票仕様に変更が少ない会社や部門に適するのではないでしょうか。
また、商用帳票ツールの導入に迷っている方は帳票作成ツールを比較して選ぶ8つのポイントをご参考になさってください。
本記事はFineReportブログに掲載しました。(http://www.finereport.com/jp/basicknowledge/openreport/)
帳票を開発する際に知るべき10つの方法
企業はコストを削減し、業務効率を上げるために、請求書や納品書、伝票などの社内の帳票類を電子化し、帳票ツールで一元管理するのが現状です。しかし、実務部門に利便性をもたらす一方、IT部門が日々帳票開発に追われることになってしまい、なかなか要請に対応しきれません。
こうした現状にあって、効率的な帳票開発ツールの導入を検討すべきではないでしょうか。そこで、今回はFineReportによる帳票開発の方法10つを紹介します。
- 1.ノンプログラミングで帳票開発
- 2.GUI操作によってSQLを作成
- 3.パラメータパネルで絞り込み機能を実装
- 4.3種類の帳票設計モードを利用
- 5.ドリルアップ/ダウン機能設定
- 6.レポートをスケジュール管理
- 7.モバイル端末から帳票を利用
- 8.データベース入力の帳票フォームを設計
- 9.共同作業
- 10.拡張機能の開発
1.ノンプログラミングで帳票開発
Excel風のFineReportデザイナは、マウス操作で帳票を容易に作成、学習コストがほかのツールと比べてはるか低いです。データマッピングもドラッグだけで、帳票の仕様変更や新帳票へすばやく対応できます。プログラミングが不要であるという点が帳票開発の初心者に優しいのではないでしょうか。
2.GUI操作によってSQLを作成
ほとんどの帳票ツールはノンプログラミング開発できるというものの、データソースからデータを取得する際やはり自分でSQL文を書かなければなりません。FineReportはSQLを作成するためのGUIを備えるので、開発者がドラッグ&ドロップでSQL文を書くことで効率を一層向上させます。
3.パラメータパネルで絞り込み機能を実装
実際の業務アプリケーションでは、ユーザーが検索条件を入力して帳票のデータを絞り込むことが少なくないと思われます。そこで、IT部門は絞り込み機能を含む帳票を作成しなければなりません。
FineReportのビルトインのパラメータぺネルはテキストや日時、数字、ラジオボタン、ドロップボックスなど多様なウィジェットを含み、パラメーター連動より高度な検索機能を実現してくれます。
4.3種類の帳票設計モードを利用
FineReportはさまざまな応用シーンに柔軟に対応するための帳票設計モード3種類を用意しています:一般帳票、ブロック帳票、ダッシュボード。
複雑で大きな帳票はデータが複数のデータベースに分散しており、多数の統計データや指標に関連するので、一般の方法で開発するのは至難の業でしょう。ブロック帳票モードは元の帳票に対してブロック文割を行い、独立したブロック間の関連付けも可能です。
また、ダッシュボード設計モードは社内に散らばっているデータを統合して可視化することを支援します。プログラミングいらずで使いやすいダッシュボードが魅力です。
5.ドリルアップ/ダウン機能設定
経営層が特定の問題について組織内での集計といった全体の状況だけではなく、詳細な情報を一覧で同時に確認したいケースが多いため、帳票の開発者はドリルアップ/ダウン機能を実装する必要があります。FineReportでは、一つのセルデータを複数のドリルアップ/ダウンを設定することで、グラフからグラフと表、表からグラフと表へのドリルアップ/ダウンも可能となります。
6.レポートをスケジュール管理
実務部門と経営層には、望んでいる日時に帳票とレポート(日報、月報、年報など)を受け取るニーズがあります。FineReport管理ポータルで開発者は簡単に設定できます。一度レポートを作成すると、定期的に作成するようスケジュールを設定し、任意の数のユーザまたは部署にメール、SMSを送信することができます。
7.モバイル端末から帳票を利用
スマートフォンやタブレットの普及につれて、企業が社内とパソコン以外からも帳票を利用したいニーズが高まってきています。しかし、多くの電子帳票システムにはアプリ機能がないので、IT部門は別の製品を導入するか、自分で開発することに時間をかかります。FineReportはモバイル端末特有のインターフェースやネイティブアプリを提供しているため、ユーザがデバイスを問わず簡単に帳票を操作できます。
8.データベース入力の帳票フォームを設計
データ入力フォームは顧客情報、調査アンケート、受発注伝票、営業状況報告、契約書入力など、広い範囲に応用されています。スタッフから担当者にフォームを送って、担当者がまとめることは手間がかかるでしょう。
FineReportによって、IT部門は一度帳票入力フォームを設計すると、実務部門はデータを入力し、データを直接データベースに保存できます。つまり、データ収集とデータ分析を合わせて行うことを実現するのです。
9.共同作業
IT部門の複数人は共同で一枚の帳票を開発することがしばしばあります。FineReportを通して自分のパソコン上でデザインした帳票をリモートから配布したり、直接サーバー上の帳票を編集したりすることができます。また、テンプレートロック機能により編集上の衝突を防ぎます。
10.拡張機能の開発
FIneReportがオープンソースソフトであるため、企業はアプリケーション開発時にホームページシナリオ、APIインターフェースを用いて、拡張機能の開発ができます。さらに、FineReport自体は豊富なプラグインを用意している一方、お客様の要望に答えた二次開発、プラグイン開発にも対応します。
FineReportの無料ダウンロードはこちら。
本記事はFineReportブログに掲載しました。(http://www.finereport.com/jp/basicknowledge/reportdevelopment-process/)
電子帳票システムはどうすれば帳票作業を効率化できるのか?
「e-文書法」の施行と「電子帳簿保存法」の改正に伴い、帳票類を電子データとして管理するニーズが増大し、電子帳票システムが普及してきています。企業の帳票業務は帳票作成、保守、配信と管理を含めますが、一環に問題が起こると、全体の効率に影響するはずです。
電子帳票システム以外、Excelかオープンソースソフトによって帳票作業を行う企業は少なくありません。本稿では、Excel、OSSツールと比較し、帳票作業の効率化における電子帳票システムの必要性を見ていきます。
帳票作成
Excel
まだ数多くの企業は業務システムで算出されたデータに合わせてExcelでレイアウトを設計しますが、帳票の種類やデータの量が多くて、レイアウトが不規則である場合、かなり手間がかかります。
OSSツール
Excelの手作業に苦しんて、色んなオープンソース製品を組み合わせてバーコードやグラフも含んだ複雑な帳票を開発する企業もあります。日本語のトレーニングがなく、習得時間がかかり過ぎるだけではなく、ほとんどのOSSの帳票ツールは高度なコーディングが必要です。
例えば、よく用いられるOSSツールのJasperReportsとiReportの場合、まずデザイナのiReportで帳票のレイアウトを設計し、拡張子が「*.jrxml」のXMLファイルを生成した後、JasperReportsでそのファイルを読み込んで、たくさんのコーディングでデータソースなどを設定し、帳票を出力します。JasperReportsとiReportが全然違うツールとなったので、使うのは精神的につらいです。
電子帳票システム
電子帳票システムでは、GUIのデザイナで帳票のレイアウト等を定めておけば、高度なコーディング不要で業務システムやデータベースからのデータを基に帳票を作成できるようになります。
例えば、FineReportはマルチデータソースを一枚の帳票に統合できます。Excelのように一般の帳票ツールを設計するに加えて、レイアウトが不規則な帳票に対応するブロック帳票設計モードも用意しています。
ドラッグ&ドロップでDB項目を配置したり、画像、グラフと表を挿入したりするので、位置のズレや罫線の位置調整など地味な作業をなくすと言えるでしょう。また、既存のExcelファイルの一括インポートもサポートしています。
帳票保守
Excel
データベースに接続できないため、データが更新する度に、手動でデータをはめ込んで出力しなければなりません。複数の部門やスタッフによって手作業でデータの収集と帳票の更新が行われる結果、ミスと混乱は避けられないでしょうか。頻繁にフォーマットを変更する場合、一層保守しにくくなります。したがって、Excelは帳票の保守作業(フォーマットの変更)も発生しない場合に向いています。
OSSツール
OSSの帳票ツールには高度なコーディングが必要であるため、保守性が悪いに決まっています。表示位置を調整したり、表示コントロールを差し替えて描画するなどどんなに小さいな変化でも、コーディングしなければなりません。コードを変更する時、なぜそんなに実装になったのかを後任者に伝えるための詳細な説明を整備する必要があり、保守コストが高くなっていきます。
また、サービス保証がなく、学習資料が主に英語で書かてあるのも大変です。何か問題があったら、対応できなくなります。
電子帳票システム
次々と発生する帳票の仕様変更、取引先からの新帳票への対応要請など、IT部門は帳票を利用するエンドユーザーに振り回されることが多いでしょう。「それが欲しい」「やっぱりそのほうがいい」といった要望がたくさん出ています。電子帳票システムでは、コーディングせずに、グラフィカルな画面で帳票を調整すれば済ませます。
FineReportを導入すれば、IT部門はデザイナでレイアウトとデータソースを調整することで、帳票の仕様変更や新帳票へすばやく対応できます。プロジェクトを引き渡し後に、企業自分自身でメンテナンスすることができるので、高いコストパフォーマンスを持っています。
帳票配信
Excel
作成した帳票を印刷して封筒にいれて郵送するにせよ、FAXで送信するにせよ、膨大なコストを要しているのではないでしょうか。メールなら印刷と郵送のコストを下げるものの、毎回更新するとまた手作業で送付する必要があります。
されに、帳票のデータにミスがあったら何度も作業を繰り返すことがよくあります。帳票配信の効率は実に低いとしかいえません。
OSSツール
OSSのツールには帳票の作成に対応しますが、ほとんどは自動配信機能を備えていないので、企業は自分で開発するしかできません。そうしないと、配信効率は向上しません。
電子帳票システム
電子帳票システムでは、大量の帳票でも設定した日に自動的に任意の数のユーザまたは連絡先宛てに配布できるようになります。
FineReportのスケジューラ機能によって、一度帳票を作成すると、定期的にデータを更新し、帳票を生成し、メール、メッセージと通知にてご自身と他の受信者にメールで送信します。コストを削減するだけではなく、配信の即時性とデータの正確性も保証できるのではないでしょうか。
帳票管理
Excel
帳票管理上で、Excelは最も悪いでしょう。共同作業をサポートしないし、作成した帳票を書類別や部署別に仕分、検索することにずいぶ時間が費やされます。帳票の量がそれほど多くない場合は行けますが、時間の経過に伴い書類量が膨大になっている場合、エクセルのみで取り扱うことが困難になります。
OSSツール
ほとんどのOSSツールに帳票管理の機能がないので、配信と同じく開発する必要があります。
電子帳票システム
電子帳票システムでは、帳票が自動で分類、仕分けされ、保存や検索が可能となることで効率化されます。それに、電子帳票システムで帳票を一元管理できるので、情報のセキュリティを向上させます。
FineReportに管理ポータル機能が搭載されており、帳票、ユーザ、権限、システム設定などを一元管理します。電子帳簿保存法上の「真実性の確保」と情報漏えい防止のため、利用者毎に参照、検索、編集などの細かい権限を設定でき、アクセス・イベントログによる履歴管理機能も備わっています。
まとめ
上記よりExcel、オープンソースツールと電子帳票システムを比較しました。電子帳票システムが帳票作業での優位性がおわかりいただけたでしょうか。しかしながら、すべての電子帳票システムは帳票作成、保守、配信と管理に高い機能を持つとは限りません。その中の1つか2つに優れたツールは多いです。各システムの違いをしっかり検討したうえで、選択していくのが重要です。
FineReportの体験版は「無料」、「使用期限なし」なので、電子帳票システムの導入を考えている企業様はぜひ試してみてください。
本記事はFineReportブログに掲載しました。(http://www.finereport.com/jp/basicknowledge/reportsystem/)
NoSQL DBのデータも利用できる!―FineReportをMongoDBに接続する方法
以下はFineReportのブログに掲載された記事です。(http://www.finereport.com/jp/design/mongodb/)
MongoDBは、オープンソースのドキュメントデータベースです。ドキュメントDBはNoSQLデータベースの一種で、JSONをスキーマ定義なしで格納することができます。DBランキングサイトDB-Engines では、Oracle、MySQL、SQL Serverなどの関係型データベースに続き、第5位になっており、最有力のNoSQLといえます(2019年4月現在)
FineReportはV8.0以降、MongoDBに接続するプラグインを提供するので、ユーザがFineReportでMongoDBのデータを帳票作成と可視化に利用できるようになります。
以下はMongoDBのインストールそしてFineReportでの接続方法を説明していきます。
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5つのステップでExcelより便利な帳票を作成!
エンタープライズ用の帳票を開発するには、なぜExcelではなく、SQLと帳票ツールが必要なのか
すべての企業に帳票を作成する必要があって、中小企業ならまだExcelで済ませますが、大手企業の場合、ERP、CRMなどのシステムから取り出した大量データを帳票にして、経営層に報告するので、帳票ツールを利用しなければいけません。
それに、データの価値がますます重視されるにつれて、ニーズも多様化しているので、問題を発見するには帳票とレポートを通す必要とされます。さらに、電子帳票システムは人件費を下げて、開発の効率を向上させることができます。データポータルがあれば、データをオープンに利用可能になります。
なぜExcel VBAを利用したり自分で開発したりしないのか
私から見れば、VBAがごく少数のニーズしか満足できません。一方、データベースに基づくアプリケーションシステムの開発にはたくさんのjsp 、asp、 phpコードを書く必要があります。
データの表示、絞り込みと入力を実現できるWebページのコードを書くのは、開発の効率が低いだけでなく、プロジェクト引き渡し後のメンテナンスの負荷も重くて、コードの修正に手間がかかります。
FineReportなどの帳票ツールのメリット
帳票ツールを利用すれば、データの表示、絞り込みと入力を実現するWebページの作成時コードを書く必要がありません。FineReportのデザイナを介して、ドラッグアンドドロップ操作だけで絞り込む機能を備える帳票、データ入力フォームおよび可視化レポートを作成し、FineReportサーバの指定したディレクトリに保存できます。
ユーザがテンプレートにアクセスする時、FineReportサーバが自動的にそのテンプレートをWebページに解析し、ブラウザで直接表示します。
FineReportの特徴
①Excelライクのデザイナ、コーディングが不要で、簡単に帳票設計
②無限の行と列の展開、クロスシートの計算にExcelの数式と完全に互換性がある
③既存のExcelシートのフォームとデータをインポートし、デザインがそのまま利用可能
④データ入力と帳票出力の両方に対応
5つのステップでExcelより便利な帳票を作成!
下図は簡単な絞り込む機能とグラフを含める帳票です。地域別の販売状況を検索できるだけではなく、グラフとテーブルのデータもに従って変化します。
以下はFineReportによるこの帳票の作成方法を解説します。
ステップ1: FineReportインストールと起動
FineReportの公式サイト(ダウンロードはこちらへ)からインストールファイルをダウンロードし、無料でアクティベーションコードを取得し、Finereportをアクティベーションします。(個人用の場合無料、最大2ユーザ同時利用)
インストールが簡単で、完了後下図の画面が表示されます。
ステップ2: テンプレートとデータセットの新規
Excelでsheetを新規作成するように、テンプレートを追加します。
データセットは、FineReport専有のデータ接続を通じてデータベースから取り出したデータです。データセットは二次元のデータ表で、データセット中のフィールドとデータを直接に見られます。
左下にテンプレートデータセットパネルがあって、このテンプレートに使用できるすべてのテンプレートデータセットが表示されます。
データソースが一般的にデータベースです。ここはFineReportビルトインのデータベース「FRDemoJP」を利用するので、データベースクエリ「ds1」を追加します。
SQL文SELECT * FROM 販売量 WHERE 地域 = ‘${地域}と入力します。これはパラメータを含むSQL文で、パラメート名は「地域」です。
下のパラメータリストの更新ボタンをクリックすると、データセットパラメータを取得できます。それからSQL入力欄上の一番左のプレビューボタンをクリックします。
「OK」ボタンをクリックすると、「関東」地域のデータが表示されます。
ステップ3: 帳票の設計
作成したテンプレートの効果は下図のようになります。
タイトル:A1~D2セルを結合し、「販売実績分析」と入力します。
フレーム:まずA3~D5のエリアを選択し、ツールバーの枠線ボタンをクリックします。内部と外部の枠をつけます。
斜線:A3とB3セルを結合し、A3セルをクリックしてツールバーの斜線を選択すると、斜線編集のダイアロが表示されます。入力欄に斜線に入れたい内容「製品 |販売員|地域」を入力します。スペースを入力することで、文字の位置を調整できます。
データ列をセルにドラッグし、セルの属性を設定します。下図のように位置と方法を設定します。
ステップ4: パラメータパネル(絞り込み機能実装)
絞り込み機能を実装するには、パラメータの使用が必要です。
パラメータパネルのペンボタンをクリックし、パラメータを編集します。
定義されたすべてのパラメータは、パラメータ設定画面の上に表示されます。「すべて追加」をクリックすると、既定の設定によってパラメータパネルになります。必要に応じてパラメータパネルを調整することができます。
パラメータ「地域」のウィジェットをプルダウンボックスに設定します。
プルダウンボックスを選択し、右上の属性表にプルダウンボックスの「データ辞書」を設定します。「データベース表」⇒「FRDemoJP」⇒「販売量」を選択し、実際値と表示値を「列名」の「「地域」フィールドと設定します。
ステップ5:グラフの設計
A7~D18セルを結合し、ツールバーのグラフをクリックすると、グラフタイプのダイアログが表示されます。ここでは、「縦棒グラフ(新機能)」⇒ 「縦棒グラフ」を選択し、「OK」をクリックします。
A7セルを選択し、右上の「セル要素-データ」を選択します。グラフデータソースはセルデータを使用します。
分類名に数式「=B4」を入力します。「系列名」と「系列値」に「=C3」、「=C4」を入力します。
A7セルを選択し、右上の「セル属性—展開」で下左と上の親セルを「なし」と設定します。
「改ページプレビュー」を直接クリックすると、ブラウザで効果を見ることができます。ここまで、帳票の作成が完了です。
最後に
一つの実例だけではFineReportのすべての機能を説明しきれません。スキルをマスターすれば、FineReportで驚かせた効果を実現できますよ。デモサイトに示すように、FineReportはデータの価値を掘り出して、販売、生産、財務、物流、IoTなどのさまざまな業務シーンに運用されています。
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本記事はFineReportブログに掲載しました。(http://www.finereport.com/jp/design/excelreportdesign/)