3分間で行ける!ダッシュボードをアプリで利用する方法

 多くの企業は、蓄積した膨大なデータを分析・可視化し、意思決定のスピードと精度を向上させるというメリットがあるため、BIダッシュボード 導入しています。そして、スマホタブレットの普及につれて、ダッシュボードにおいてもモバイルデバイスからの利用需要が高まっており、各製品のモバイルアプリが登場しています。今回は、ダッシュボードをFineReportのアプリで利用する方法を解説します。

アプリ向けのダッシュボードを作成

FineReportのアプリでダッシュボードを表示するために、まずFineReportのデザインツール(PC端末)でアプリ向けのダッシュボードを作成 し、それからアプリをサーバに接続します。

1.ダッシュボードのサイズを調整

ほとんどのスマホの画面サイズが4.7インチ以上であり、幅が375px以上であるため、ダッシュボードのサイズを調整する必要があります。
[テンプレート]⇒[モバイル端末属性]を開き、【携帯のテンプレート設定】でチェックマークをつけます。このように、ダッシュボードのサイズは375X560pxとなります。

ダッシュボードアプリ

2.コンポーネントを追加、設定

ツールバーから必要なコンポーネントダッシュボードにドラッグ&ドロップします。

ダッシュボードアプリ

ここは【携帯再レイアウト】というレイアウト方式を選択したので、ダッシュボードをアプリで表示される際、各コンポーネントが上から下1つずつ配置されます。

コンポーネントのそれぞれのスタイルを設定します。例えば、縦棒グラフの[編集]をクリックし、右側の[属性]⇒[スタイル]で【カスタマイズ】を選択し、タイトルや背景などを設定します。残りの円グラフ、複合グラフも同じように設定します。

ダッシュボードアプリ

それから、グラフのデータを設定します。これはPC端末向けのダッシュボードと同じように操作すればいいです。

ダッシュボードアプリ

ダッシュボードをアプリで表示

FineReportのデザインツールでアプリ向けのダッシュボードを作成したら、アプリでサーバに接続し、ダッシュボードを表示してみます。

1.モバイルアプリをダウンロード

公式サイトで申し込み、入力したメールアドレスに送られたメールで製品ダウンロードのURLを開きます。モバイル端末に応じたアプリをダウンロードします。

ダッシュボードアプリ

2.サーバに接続する

ダッシュボード設計の画面で、虫眼鏡アイコンの下の[▼]をクリックし、【モバイル端末】を選択します。

ダッシュボードアプリ

すると、ブラウザに下記のような画面が映し出されます。各ダッシュボードはモバイル端末プレビューのためのQRコードがあります。

ダッシュボードアプリ

FineReportアプリを開き、左下の[サーバ]をクリックします。[新しいサーバ]をクリックすれば、新しいサーバの接続を追加できます。次の画面で、[スキャンコード入力]を選択し、先ほどブラウザに映し出されたQRコードをスキャンします。

ダッシュボードアプリ

そうしたら、サーバの情報が自動的にアプリの画面に出てきます。必要によってサーバ名を変更します。[✔]をクリックすれば、サーバへの接続が成功です。

ダッシュボードアプリ

3.ダッシュボードをアプリで参照

サーバ接続に成功したら、アプリのログイン画面にジャンプします。ユーザー名とパスワードを入力し、[ログイン]をクリックします。それから、[QRコードを読み取る]をクリックし、先ほどブラウザ上のダッシュボードのQRコードをもう一度スキャンします。

ダッシュボードアプリ

すると、PC端末で作ったダッシュボードがアプリで表示されます。

ダッシュボードアプリ

下の[コメント]ボタンをクリックすると、コメント編集画面になり、ダッシュボードに対してコメントを追加できます。それに、ほかのSNSアプリ経由でダッシュボードを共有できます。

ダッシュボードアプリ

まとめ

以上はダッシュボードをFineReportアプリで参照する方法を紹介しました。アプリを利用すれば、いつでもどこでもダッシュボードを確認でき、迅速な経営判断を下すことができます。ダッシュボードの活用シーンは現場、外出先に広がり、ビジネス推進するにもつながるのではないでしょうか。モバイルアプリについてより詳しく知りたい方はこちらのモバイルBI機能をご覧ください。

(本記事はFineReportブログに掲載しました。 

https://www.finereport.com/jp/analysis/appdashboard/#i