5つのステップでExcelより便利な帳票を作成!

 

 

エンタープライズ用の帳票を開発するには、なぜExcelではなく、SQL帳票ツールが必要なのか

すべての企業に帳票を作成する必要があって、中小企業ならまだExcelで済ませますが、大手企業の場合、ERPCRMなどのシステムから取り出した大量データを帳票にして、経営層に報告するので、帳票ツールを利用しなければいけません。

それに、データの価値がますます重視されるにつれて、ニーズも多様化しているので、問題を発見するには帳票とレポートを通す必要とされます。さらに、電子帳票システムは人件費を下げて、開発の効率を向上させることができます。データポータルがあれば、データをオープンに利用可能になります。

なぜExcel VBAを利用したり自分で開発したりしないのか

私から見れば、VBAがごく少数のニーズしか満足できません。一方、データベースに基づくアプリケーションシステムの開発にはたくさんのjspaspphpコードを書く必要があります。

データの表示、絞り込みと入力を実現できるWebページのコードを書くのは、開発の効率が低いだけでなく、プロジェクト引き渡し後のメンテナンスの負荷も重くて、コードの修正に手間がかかります。

FineReportなどの帳票ツールのメリット

帳票ツールを利用すれば、データの表示、絞り込みと入力を実現するWebページの作成時コードを書く必要がありません。FineReportのデザイナを介して、ドラッグアンドドロップ操作だけで絞り込む機能を備える帳票、データ入力フォームおよび可視化レポートを作成し、FineReportサーバの指定したディレクトリに保存できます。

ユーザがテンプレートにアクセスする時、FineReportサーバが自動的にそのテンプレートをWebページに解析し、ブラウザで直接表示します。

FineReportの特徴

Excelライクのデザイナ、コーディングが不要で、簡単に帳票設計
②無限の行と列の展開、クロスシートの計算にExcelの数式と完全に互換性がある
③既存のExcelシートのフォームとデータをインポートし、デザインがそのまま利用可能
④データ入力と帳票出力の両方に対応

 

5つのステップでExcelより便利な帳票を作成!

下図は簡単な絞り込む機能とグラフを含める帳票です。地域別の販売状況を検索できるだけではなく、グラフとテーブルのデータもに従って変化します。

 

 

以下はFineReportによるこの帳票の作成方法を解説します。

ステップ1: FineReportインストールと起動

FineReportの公式サイト(ダウンロードはこちらへ)からインストールファイルをダウンロードし、無料でアクティベーションコードを取得し、Finereportをアクティベーションします。(個人用の場合無料、最大2ユーザ同時利用)

 

インストールが簡単で、完了後下図の画面が表示されます。

 

帳票開発

 

ステップ2: テンプレートとデータセットの新規

Excelでsheetを新規作成するように、テンプレートを追加します。

帳票開発

 

データセットは、FineReport専有のデータ接続を通じてデータベースから取り出したデータです。データセットは二次元のデータ表で、データセット中のフィールドとデータを直接に見られます。

 

左下にテンプレートデータセットパネルがあって、このテンプレートに使用できるすべてのテンプレートデータセットが表示されます。

 

帳票開発

  

データソースが一般的にデータベースです。ここはFineReportビルトインのデータベース「FRDemoJP」を利用するので、データベースクエリ「ds1」を追加します。

 

帳票開発

 

SQLSELECT * FROM 販売量 WHERE 地域 = ‘${地域}と入力します。これはパラメータを含むSQL文で、パラメート名は「地域」です。

 

帳票開発

 

下のパラメータリストの更新ボタンをクリックすると、データセットパラメータを取得できます。それからSQL入力欄上の一番左のプレビューボタンをクリックします。

 

帳票開発

 

「OK」ボタンをクリックすると、「関東」地域のデータが表示されます。

 

帳票開発

ステップ3: 帳票の設計

作成したテンプレートの効果は下図のようになります。

 

帳票開発

 

タイトル:A1~D2セルを結合し、「販売実績分析」と入力します。

 

フレーム:まずA3~D5のエリアを選択し、ツールバーの枠線ボタンをクリックします。内部と外部の枠をつけます。

 

斜線:A3とB3セルを結合し、A3セルをクリックしてツールバーの斜線を選択すると、斜線編集のダイアロが表示されます。入力欄に斜線に入れたい内容「製品 |販売員|地域」を入力します。スペースを入力することで、文字の位置を調整できます。

 

帳票開発

 

 データ列をセルにドラッグし、セルの属性を設定します。下図のように位置と方法を設定します。

 

帳票開発

 

 

ステップ4: パラメータパネル(絞り込み機能実装)

絞り込み機能を実装するには、パラメータの使用が必要です。

 

帳票開発

 

パラメータパネルのペンボタンをクリックし、パラメータを編集します。

 

定義されたすべてのパラメータは、パラメータ設定画面の上に表示されます。「すべて追加」をクリックすると、既定の設定によってパラメータパネルになります。必要に応じてパラメータパネルを調整することができます。

 

帳票開発

  

パラメータ「地域」のウィジェットをプルダウンボックスに設定します。

 

帳票開発

 

プルダウンボックスを選択し、右上の属性表にプルダウンボックスの「データ辞書」を設定します。「データベース表」⇒「FRDemoJP」⇒「販売量」を選択し、実際値と表示値を「列名」の「「地域」フィールドと設定します。

 

帳票開発

 

 

ステップ5:グラフの設計

A7~D18セルを結合し、ツールバーのグラフをクリックすると、グラフタイプのダイアログが表示されます。ここでは、「縦棒グラフ(新機能)」⇒ 「縦棒グラフ」を選択し、「OK」をクリックします。

 

 

A7セルを選択し、右上の「セル要素-データ」を選択します。グラフデータソースはセルデータを使用します。

 

分類名に数式「=B4」を入力します。「系列名」と「系列値」に「=C3」、「=C4」を入力します。

 

帳票開発

 

A7セルを選択し、右上の「セル属性—展開」で下左と上の親セルを「なし」と設定します。

 

帳票開発

 

「改ページプレビュー」を直接クリックすると、ブラウザで効果を見ることができます。ここまで、帳票の作成が完了です。

 

帳票開発

 

 

最後に

一つの実例だけではFineReportのすべての機能を説明しきれません。スキルをマスターすれば、FineReportで驚かせた効果を実現できますよ。デモサイトに示すように、FineReportはデータの価値を掘り出して、販売、生産、財務、物流、IoTなどのさまざまな業務シーンに運用されています。

 

帳票開発

 

 

興味があれば、デモを体験するか、FineReportを試してみましょう。

 


01 FineReportのインストール

 

本記事はFineReportブログに掲載しました。(http://www.finereport.com/jp/design/excelreportdesign/)